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歐慶祥

Author:歐慶祥
(中文名は台湾の友人に名付けてもらいました)



Models:WW2を中心にAFV中心ですが、ストックがたくさんある積みモデラー。なんだかんだでドイツ戦車が多いです。最近は英軍戦車と歩兵の情景も作りたいと思案中。 艦船や航空機にもちょっかいだしてます。



Military:ちょくちょく軍装品集めてましたが、黒歴史化して放置したり処分したりで退却中。 たまにWW2中華民国軍をいろいろ(余波で英軍、現用台湾も)調べてはいます。




記事は筆者の知識不足もあり、随時加筆修正しています。お気づきの点ありましたら、指摘して下さると幸いです。

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ロンドン編その13 軽巡洋艦HMSベルファスト(3)

P2214174.jpg

 居住区にズデンとハンモックが垂れ下がります
 それらの中には、今にもいびきが聞こえてきそうな寝相の悪い蝋人形が寝ているハンモックもあったりして、人形なのに生活感の演出がすごいのです。



P2214178.jpg

 革トランク置き場やロッカー
 こういうトランクを使っていたのか。レトロ会用に参考にしよっと




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 定番の写真撮影コーナーなんかもあります



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前甲板に出て主砲塔にて

白人親子のカメラに応じてたら、お礼に撮ってもらいました笑
(コートは午前中にカムデンで買ったものを荷物削減も兼ねて着用してたり)




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 仰角をあげた主砲塔たち 背負式の三連装砲塔はちょっとした家のような大きさ




P2214196.jpg


 なにげに砲身が迷彩に合わせて色分けされているのがわかります




P2214181.jpg

 低画質ですが、揚弾装置。
 ここから主砲塔に砲弾を供給します



P2214194.jpg

 この艦は信号機をこのように収納しているのですね
 (カバーがあるとはいえ艦が傾いた時にこぼれ落ちたりしないのかしら)




P2214200.jpg

 ブリッジから前甲板を臨んでみた様子
 荒波や北海の吹雪の中を航行したら、どのようになるのか想像が膨らみます。




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 操舵要員



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 戦後型のレーダーが搭載されていると思われますが、レーダーとマストの基本構造はあまり建造時と変わっていないと思います。



P2214201.jpg

 そして探知結果をこのように出力するわけですね






P2214199.jpg

 ボフォース40mm対空機関砲の連装砲座
 他の旅行記を見ると、中に入ることができた時期もあったようですが、自分が行った時は入れませんでした。




P2214206.jpg

 4インチ連装高角砲は密閉式砲塔ではなく、前上面を覆う形になっています。



 HMSベルファストは思っていたより艦が大きく、順路通りに網羅していくと急なラッタルを昇り降りしたりで歩き疲れてしまうほどのボリュームの展示内容でした。
 また単純に展示物を銅像のように置物にしているのではなく、蝋人形や音声を駆使して「艦が現役時代の雰囲気を感じ取ってもらおう」という意気込みがひしひしと感じられました。ここでも携帯式音声ガイド(日本語は無かったけども)も導入して至れり尽くせりのものでした。
 ベルファストは「英海軍を代表する殊勲艦」とまでは言えない戦歴の艦かもしれませんが、保存にかける熱意と愛着の感じられる展示内容でした。その点が逆に我が国の記念艦三笠があの状態なので、戦後の混乱があったとはいえど、もうちょっと頑張って欲しい気がします。(史実の再演と記念館とでは性格が異なるところはあるかもしれませんが)



A50069-HMS-Belfast.jpg

 売店でも売っていたエアフィックスの1/600ベルファストの模型が気になってしまいました笑
 (しかしこのキット、「IWM」のロゴがあるということは、帝国戦争博物館監修なのかしら)


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ロンドン編その12 軽巡洋艦HMSベルファスト(2)

引き続きベルファスト艦内を探索



P2214128.jpg

酒保

へぇー 艦内の酒保ってこうなってるんですね。
思っていた以上に普通の売店で驚きました笑




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展示してある商品も当時のパッケージ




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当時の通貨や、会計時に記入する台帳も





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続いて艦内の戦時治療室
軽巡とはいえ重巡サイズですから外科手術ができる設備も用意できたのでしょうか。

ここでもメスを取り出すカチャカチャという音や、医療器具の音などがBGMとして流れて雰囲気を出しています。





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上官がお見舞い
患者用ベッドのそばには患者専用のトイレ室も用意されていて、なかなか充実した装備です。





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ベルファストの模型
来るまでは「三連装砲塔の軽巡ってなんかヘン」なーんて思ってましたが、
いざ見て回ったり模型を見ると、ベルファストは構造物のバランスがとれていて愛着が湧いてきます。





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展示エリアにはベルファストと同クラスの各国の巡洋艦を比較できるコーナーがあり、日本からは最上型がピックアップ。
タッチパネルから艦を選ぶと映像が流れるのですが、最上型の映像は途中で重巡「三隈」がミッドウェー作戦で衝突してる写真が表示されたので、あたかも関係者であるかのような素振りで「Uhhhh…」などと唸って、近くにいたイギリス人を戸惑わせてみたり(ぁ




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主砲塔の模型

 このあと実際に揚弾装置なども見学してみたのですが、弾庫から高い位置にある砲まで砲弾をせり上げていくシステムは、軍艦の高層構造を実感させます。
 しばしば外側から見ると「艦砲は砲塔が露出している部分だけで構造として完結している」かのように思われがちですが、そうではないのですよね。




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 寒冷地における監視員の装備 北海での作戦は寒そう



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 面白かった写真
 朝鮮戦争中に捕虜にした朝鮮人民軍と中国人民志願軍の将兵が、ベルファストの艦上にいるときの様子。側にいる兵の装備が白色に見えるので、憲兵だろうとは思います。捕虜を後送する過程で便乗したのでしょうか

 なかなか珍しいなと思ったら、チョソンクラスタ的には有名な写真なんだとか。


ロンドン編その11 軽巡洋艦HMSベルファスト(1)

Camden Townを出発し、地下鉄ノーザン線で南へ向かいLondon Bridge駅で降ります。


そしてテムズ川の方向へ歩いていきます。(ヘイズ・ギャレリアというお洒落なショッピングモールがあるので、そこを経由して歩くと分かりやすいかも)



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テムズ川に浮かぶ軽巡洋艦、HMSベルファストが目に飛び込んできます。

すごいですよね。日本で言うと江戸川とか隅田川に軍艦が浮かんでいるような感じでしょうか。





belfast2.jpg


 HMSベルファストはタウン級軽巡洋艦のひとつで、第二次世界大戦から朝鮮戦争を経て、1971年まで運用された艦でした。 タウン級は兵装や船体構造の変化からサウサンプトン級、グロスター級、エディンバラ級に分類されますが、ベルファストは1938年3月17日に進水し、エディンバラ級の一番艦としてタウン級全体の中では最後から2隻目に建造された艦でした。

 タウン級は「ロンドン軍縮条約で保有枠に余裕がある"軽巡洋艦"として登録するために、1万トン程度の船体に5~6.1インチ以内の主砲を搭載する巡洋艦」として1933年から建造され、船体の大きさの割に主砲口径は控えめとなっています。
 日本海軍の最上型に対抗しようとしていたと言われ、日本が「8500トンで15.5センチ三連装砲搭載」と条約の制限を目一杯活用した最上型の諸元を通知したのを受けて、タウン級も同程度の船体に15.2センチ三連装砲を搭載するよう指示されたのだとか。
 ただ結果として1936年に条約が失効すると、もともと条約失効後に20.3センチ連装砲を搭載するつもりだった最上型が砲を後に換装したのに対して、タウン級は15.2センチ三連装砲を搭載し続けていました。



 第二次世界大戦におけるベルファストは、援ソ輸送船団護衛やドイツの封鎖突破船狩り、シャルンホルスト追撃戦(北岬沖海戦)、テルピッツ攻撃(タングステン作戦)、ノルマンディー上陸支援など多くの作戦に参加しました。
 1945年に極東に派遣されることになると、ベルファストには日本の特攻機対策のため対空兵装と装甲の強化が行われ、8月7日にシドニーで英太平洋艦隊の第2巡洋艦戦隊の旗艦に就任したところで、日本の降伏となりました。

 戦後は中国の国共内戦中に長江で発生したアメジスト号事件への対処や、日本を拠点に朝鮮戦争における艦砲射撃や艦隊防空、哨戒に従事しました。朝鮮戦争では、1952年7月29日にウォルサリ島の共産軍の沿岸砲兵から攻撃(75mm砲弾)を受け、死傷者を出しています。


 朝鮮戦争後は予備役となり、67年までには他のタウン級軽巡が解体されていく中、英国内から「あの大戦時の生き証人たる艦艇がほとんど保存されていないのはいかがなものか」という問題提起がなされ、ベルファストは博物館としてテムズ川に係留されることになりました。


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 ベルファストは後甲板に繋がる橋を渡って乗艦します。
 奥に見える通り、有名なタワーブリッジのすぐ近くですので、寄り道しやすい位置にあります。

 チャーチル・ウォー・ルームと同じで、帝国戦争博物館の分館となっています。
 入場料は14.5ポンド、学生料金でも11.6ポンドとかなりお高めですが、ロンドンパスが使えるので予め他のアトラクションで元を取れるようにパスを購入しておくと節約できるかと思います。

 


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 ちなみにタワーブリッジを通過する時はこんな感じだったとか





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 まずは後部主砲塔の中に入ることができます



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 主砲塔内部は砲撃の手順に合わせて砲員の声や砲声などをスピーカーから流し、射撃時には煙まで出てくる仕掛けで演出されていました。さすがに駐退機までは作動しないものの、ただ砲を鎮座させているだけではなく、雰囲気を可能な限り再現しようとしているのが面白いです。




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 各層の見取り図
 こうして見てみると、やっぱり軍艦って数階建ての建築物として見た方がしっくりくるな と感じます。
 あとこの図を見ると、ニチモの30センチシリーズ艦船模型を思い出してしまいます笑




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 艦内の床が市松模様でオシャレです



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 そしてここでも蝋人形
 厨房のパン焼き室



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 タマネギを切っている兵隊が涙をこらえてたりと、蝋人形の表情もなかなか細かい笑



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 展示場のあらゆる所で作業中の音や食器の音がBGMで流れているのですが、音だけでなく何かの食べ物のような匂いも漂っていたように感じた・・・気のせい?




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 イチゴジャムを挟んだロールケーキらしきもの



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 フィッシュ&チップスでも作っているのかしら



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 妙に生活感溢れる流し場です




艦内探索はまだまだ続きます
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