プロフィール

歐慶祥

Author:歐慶祥
(中文名は台湾の友人に名付けてもらいました)



Models:WW2を中心にAFV中心ですが、ストックがたくさんある積みモデラー。なんだかんだでドイツ戦車が多いです。最近は英軍戦車と歩兵の情景も作りたいと思案中。 艦船や航空機にもちょっかいだしてます。



Military:ちょくちょく軍装品集めてましたが、黒歴史化して放置したり処分したりで退却中。 たまにWW2中華民国軍をいろいろ(余波で英軍、現用台湾も)調べてはいます。




記事は筆者の知識不足もあり、随時加筆修正しています。お気づきの点ありましたら、指摘して下さると幸いです。

カテゴリ
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ユーザータグのリスト表示
全記事(数)表示
全タイトルを表示
ブログ内検索
訪問者
リンク
月別アーカイブ(タブ)
月別アーカイブ
RSSフィード
TOEICボキャドリル(わんこ版)

アクセスランキング
[ジャンルランキング]
趣味・実用
2761位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
582位
アクセスランキングを見る>>

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ドイツ旅行(8) ムンスター戦車博物館(1) ムンスターへの道

(2013年9月7日のことなので、記憶も薄れる前に)

 

 4日目はムンスター戦車博物館へ

 卒業旅行でボービントンを訪れて早くも翌年はムンスターです。これも中学生の時にアーマーモデリングで存在を知ってから、行ってみたいと思っていた念願の場所でした。

 

 

 


 Munster(ムンスター)はブレーメン、ハンブルク、ハノーファーの三都市の中間にあり、田舎なので交通の便はあまりよくありません。宿泊地のベルリンから4時間ほどかけて向かいました。(Münster(ミュンスター)とは全く別の場所であることに注意が必要です。もし駅で切符などを買うときは、観光客の多いMünsterを案内されてしまう可能性もあるので、駅の正式名である「Munster(Örtze)」を示すと確実かと思います。)

 

 また一般的にドイツ観光をする場合は、フランクフルトやミュンヘンを拠点とする人も多そうなので、行き方については旅行プランによりけりかと思います。もしハンブルクを観光するのであれば、100分程しかかからないので効率よい旅行になるかもしれません。博物館やムンスター駅にはコインロッカーや荷物預かり所が無いので、その点も要注意です。

 

 ドイチェバーンの乗り換え検索

 http://www.syuuyuu.com/db_manual

 

 

 今回ベルリンから向かうにあたっては、前日と同じくまずはハンブルクへ。ハンブルクを経由してICEで向かうことにしました。この時も前日購入したジャーマンレイルパスをそのまま使用し、切符を買う手間も無く向かうことができました。

 

 ハンブルクからはUelzen(ウェルツェン)行きのME(Metronom Eisenbahngesellschaft メトロノーム・アイゼンバーンゲゼルシャフト)という快速列車に乗り換え。

 

 

 

 

 ウェルツェン駅はなんともメルヘンチックな建物でした。

 電車が来るまで少し時間があるので、中でドーナツを買って食べたり。

 

 

 

 

 駅のホームにもこんな待合室が。

 

 

 

 

 ウェルツェンでErixxのディーゼルカーに乗り換え。これもジャーマンレイルパスで乗れます。

 

 

 

 

 11時07分にウェルツェンを出て30分でムンスターに到着しました。

 

 

 

 

 

 ムンスター駅。

 

 

 

 

 田舎の小さな無人駅です。

 

 

 

 

 

 博物館へは駅からは徒歩で15分ほど

 住宅街ですが、道も大きいのでさほど迷うことはないでしょう。

 

 

 

 

 閑静な住宅街

 

 

 

 

 "Panzertruppenshule"(パンツァートルッペンシューレ:装甲部隊学校)の標識が見えたら、それに従って進んでも博物館に到達します。

 というのもムンスター戦車博物館の隣に戦車学校があるのです。(軍施設なので一般人の見学はできませんが)

 

 ボービントンもそうでしたが、戦車博物館が教育施設としても活用されているケースは多いように思われます。

 

 

 

 ドイツの選挙ポスターは大きかった

 

 

 

 

 貨車に搭載されたレオパルト1が見えてきたら博物館です

 

 

 

 エントランス

 ドイチェス パンツァームゼーウム ムンスター

 「ドイツ戦車博物館ムンスター」が正式名

 入館料は大人7ユーロ

 

 

 

 

 遊べる!

 

 

 

 

 マネキンがお出迎え

 

 

 

 

 パンツァームゼーウムだけあって、ここから辿るというわけですか。

 

 

 

 

 A7VのWW1情景展示が登場です。

  

 

 

 

 このA7V Wotan号、実車は戦後すぐにスクラップにされており、1980年代に西ドイツで製作されたレプリカ車です。

 ツァイスやラインメタル、MANといった西ドイツの兵器生産にゆかりのある企業がこのレプリカ製作に関わっていることが示されていました。

 

 

 

 

 Wotan(ヴォータン)はオーディンの意味

 

 

 

 

 黎明期の無限軌道、しかもトラクターがベースだったということもあり、不整地を走破するには少し頼りない足回りですが、履帯を敵弾に晒して破損・走行不能になることを恐れたのか、露出を少なくしようとこのようなデザインに行き着いたのかもしれません。

 

 

 

 

 側面のMG08重機関銃のマウント構造がよく分かります。

 

 

 

 

 

 このレプリカ戦車は内部も再現されています。側面の機関銃手のマネキンも見えますが、実戦ではさらに防弾衣や防弾マスクを着用していたものと思います。

 また天井から縄が下がっていますが、これは電車の吊革のように捕まるためのものでした。

 

 

 

 

 WW1で着用された防弾衣など

 

 

 

 

 

 戦車の横には歩兵のマネキンも。

 MG08/15の横には、小銃用防盾がありました。

 

 

 

 

 一見ホイペットに見えますが、ドイツがWW1末期に試作したLK II(Leichter Kampfwagen II:軽量戦闘車輌II)という戦車。

 WW1では2輌が試作されたに留まりましたが、戦後密かに分解した状態でスウェーデンに売却され、スウェーデン軍でStrv m/21やStrv m/21-29として使用されていました。ムンスターにあるのはスウェーデンのStrv m/21-29だったものです。

 

 

 

 ダイムラーDZVR 21装甲車

 WW1後まもない1919年から20年にかけて開発が進められ、1925年までに85輌生産されました。

 戦車や装甲車の開発・購入を制限されていたドイツでしたが、こうした警察用車輌は生産出来たようです。

 

 

 WW1から戦間期の車輌はこのような感じでした。(続く)

 

スポンサーサイト

ドイツ旅行(7) ハンブルクのUボート博物館ほか 

 

 

 高射砲塔から港に戻り、港沿いに歩いていきます。

 

 

 

 

 しばらく歩いていると、U-434と呼ばれるUボート博物館にたどり着きます。

 ホイテ フュールング! 今日はガイドしてますということですね。(二外で独語取ってたのは無駄ではなかった)

 

 

 

 

 ドイツ、それも港湾都市に来たからには海軍モノも拝んでいこうということでやってきました。

 しかし注意しなくてはならないのは、この潜水艦は旧ソ連/ロシア海軍のタンゴ型潜水艦B-515 (1976年建造 2001年退役)で、大戦中の使用はおろか、ドイツ海軍(旧東ドイツ海軍も含めて)に在籍していたこともありません。

 

 

 

 

 U-434というのは、博物館船として係留するにあたって登録されたペナントナンバーなのでした。

 

 しかし、実物の潜水艦を拝めるだけでも万々歳。

 営業時間中の決まった時間にガイドツアーがあるので、受付で待機して艦内に向かいます。

 ガイドはドイツ語が基本ですが、外国人には英語で対応してくれるので、聞いていればそれとなく意味は分かるので助かります。

 

 

 

 

 艦内に向かう桟橋には搭載されていた魚雷が展示されていました。

 (ソ連艦とはいえドイツ海軍軍歌の「Torpedo los!」(魚雷発射!)が脳内に流れてくる)

 

 

 

 

 艦内へは艦橋ではなく艦前のハッチから入ります。

 なお小さな構造物がありますが、博物館にする時に設けられた追加の造作物で、雨天時の雨水の侵入防止用かと思われます。

 

 

 

 

 

 ガイドの説明に沿って艦内をほぼ網羅するように歩きまわります。

 なおタンゴ型は通常動力型潜水艦で、全長91m乗員62名なので、WW2型の潜水艦にスケール感や内部の雰囲気は近いかもしれません。

 

 

 

 

 こんなこともできちゃう

 

 

 

 

 潜水艦映画でもお馴染みのこのハッチを潜って進みます。

 

 

 

 トイレ

 戦後型潜水艦といえども艦内生活はキツそう

 

 

 

 潜水艦の外殻を間近に眺める

 

 

 

 

 潜水艦を見学後はまた港に戻っていきます

 

 

 

 Rickmer Rickmers(リックマー・リックマース)という博物館船があるので、ここで昼食に。

 船としては1896年建造の三本マストバークで、比較的新しい船です。船型としては横浜の日本丸もバークですね。

 もともとはMax号というハンブルク-香港間で茶や米を運搬する貿易船でしたが、ドイツ、イギリス、ポルトガルと所有者が変わり、最終的に再びドイツに戻り博物館船になりました。

 

 

 

 博物館船ですが、船上レストランにもなっています。

 

 

 

 レストランはかなりオシャレな割に、価格帯が日本円にして1100~1500円台とリーズナブル。

 タイタニックの一等船客リエナクト()をしながら食事を待つヨンギル師

 

 

 

 メニューは海産物を使用したものや、当時の船乗りの食事をイメージした物が中心でした。

 

 

 

 船がもともと19世紀末の新しい船で、20世紀中頃まで現役だったこともあり、外観だけでなく内装も綺麗に保存されていました。古い船だからとただ老朽化するのを放置するのではなく、現役時代の景観をできるだけ長く保とうとする姿勢が垣間見えました。

 

 

 

 この他にもレストラン船や遊覧船、貨客船やコンテナ船などが行き交っており、エルベ川(正確にはそのさらに支流のアルスター川)の河口のスケールの大きさを実感します。

 港湾設備の規模としてはEU圏で第二位の大きさだとか。

 

 

 

 さらに倉庫街へ向かい、ミニチュア・ワンダーランドを現地指導

 

 

 

 376人が訪問(!)

 

 

 

 

 あっ

 

 

 

 ミニチュア、特に鉄道模型をメインとしたテーマパークで、1/87スケール (HOスケール)のジオラマが広大なスケールで再現されています。

 

 

 

 このスタジアムも観客のフィギュアが一人一人設置されていて、眺めてるだけで不思議な気分に

 

 

 

 中にはタイマーで昼→夕方→夜と照明が変化する情景もあり、夜景を眺めることもできます。

 

 

 

 鉄道だけでなく、実際に水槽を使用した水運の模型や、空港で飛行機が離着陸するギミックを備えた大掛かりな情景もありました。

 

 

 

 

 倉庫街は赤レンガを使用しており、街の雰囲気としては横浜に近いところがあるかもしれません。

 ハンブルク港は横浜港と姉妹港なのだそう。

 

 

 

 あと、ハンブルクに来たのですから、やはりコレを食べないわけにはいきません。

 

 

 

 

 ハンブルク中央駅

 時計台とガラスアーチのクラシックなデザインでとても素敵でした。

 

國軍武器事情:ブレン軽機関銃 (布倫輕機槍/七九勃然)

 

カナダでの生産と輸出

 

 太平洋戦争勃発後、連合国となった中華民国向けに対しては、英国よりレンドリースの一環としてブレン軽機関銃も輸出されています。ただし、中華民国向けブレンの生産はカナダのジョン・イングリス社工場で行われており、その生産は1943年10月から始まります。(ジョン・イングリス社では他にも44年から中華民国向けブローニング・ハイパワーの生産も行っていました。)

 

 

英本国および英連邦諸国向けのブレンMk.I

 

 

 

 

中国向けのブレン

 

 

 

 中国に輸出されたブレンは、型式としてはMk.IIをモデルにしたものが主だったと言われています。(Mk.Iでは照門の調節がダイヤル式だったのを、起倒式に簡略化したのがMk.IIでした。)

  対中輸出型のブレンは当初4万挺生産される計画でしたが、日本の降伏により計画より少ない数で生産が終了しました。

 

 これら対中輸出型ブレンで特筆すべき点は、使用弾薬が.303ブリティッシュから7.92mm×57マウザーに変更されていたことで、中国国内の弾薬事情に合わせた改修が行われていました。またブレンは.303ブリティッシュ弾の形状により湾曲した30連マガジンでしたが、マウザー弾を使用することや中国に広く配備されているZB26との共用を企図してZB26規格の箱型20連弾倉になっています。

 

 

 

 

 中国仕様ブレンは使用弾薬から「七九勃然」と呼ばれていました。「勃然」(カッとする/ムカっとする/力強く)はピンインで表記すると「bó rán」ですので、BRENと発音が似ているため語呂合わせで付けられたニックネームかと思われます。

 「加拿大造」はカナダ製の意味

 

 

 なお計画では予備銃身が2万本、弾倉が約17万個生産される予定だったので、単純計算では予備銃身は2挺に1本、弾倉は1挺につき約4個生産される計算になります。この点からしても、この中国仕様ブレンは既存のZB26と同規格の弾倉を使用したものと思われます。

 

 ブレンはもともと7.92mm×57弾のZB26(ZB27)を英国向けに改修した銃なので、こうした中華民国向けの改修は先祖返りのような性格がありました。

 

 

 

 中国仕様ブレンの弾薬箱で、この中に弾倉を10個入れて携行しました。ZB26型の弾倉は.303弾の30連弾倉より小さいので、英国向けブレンより小型の箱になっています。

 漢字表記の七九勃然だけではなく、右のような英字刻印もあったようで、表記も「BREN 7.92mm」になっています。

 

 なおこの7.92mm×57弾はドイツの弾薬でありながら、英国やカナダでも生産されて中国に輸出されていました。これには英戦車の車載機銃であるベサ機関銃(元はチェコのZB53)が7.92mm×57弾を使用していたため、生産ラインを新設することなく供給ができた事情がありました。(英国としてはZB53の使用弾薬を.303弾に変更してベサ機関銃を採用したかったものの、ヨーロッパ情勢の緊迫化に間に合わないとして断念していた経緯がありました。)

 

 

 

 

 

 三脚も輸出されていたようです。

 

 

 

 

 

  1943年8月にカナダのジョン・イングリス社工場にて、ブレンの生産100,000挺達成記念セレモニーに参加する中華民国の駐在武官

(ただし展示されているブレンが.303仕様で、時期的にも中国向けの生産が始まっていない頃なので、工場への挨拶と視察を兼ねたものだと考えられます。)

 

 

 

 

 同じくセレモニーにおけるカナダと中華民国の関係者

 

 

 

 イングリス社の工場でブレンMk.Iの完成品を視察する武官。

 奥には外交官らしき文官の姿も。

 

 

 

 

 「七九勃然 加拿大造」の刻印を施す女性工員

 銃のレシーバーにしては大きいので、何かに貼り付けるプレートでしょうか。

 

 

 

 在カナダの華僑労働者(?)が中文表記の刻印について指導しているという構図で撮られた写真でしょうか。

 西洋人が複雑な漢字表記に慣れるのは大変だったかもしれません。

 女性は上の写真と同じ人物です。

 

 

 

 

 弾薬箱を背景に撮影された工場の写真

 

 

 

 運用

 

 運用については、インドで再編成した英式部隊での使用が多かったと言われますが、朝鮮戦争での使用写真が多く残っていることから、国共内戦でも多く使用されたことが推察されます。

 

 

 

 

 朝鮮戦争でブレンを使用する人民志願軍の兵士

 内戦期に鹵獲したか、共産軍に投降・恭順した元國民政府軍部隊という経緯かと思われます。

 

 

 

 

 同じく人民志願軍

 

 

 

 

 かなり無理のある対空射撃姿勢を取っている様子。これも人民志願軍。

 

 

 

 

 

 中華民国では戦後の1952年にこのブレンを国産化し、國造41式軽機槍という名称で生産していました。

 41式では使用弾薬を米軍の.30-06弾に変更し、M1ガーランドやM1903、M1919といった米国から供与された銃との弾薬共通化が図られました。

 弾倉は同じく20連だったようです。

 

 

 台湾・金門島の古寧頭戦史館で展示される41式。 金門島にも配備されていたようです。(2014年9月)

 

 

 

 

 

 

 

 台北・軍史館で展示される41式 1955年製(2014年9月)

 

 

 

 

 

 軍史館にはカナダ製7.92ブレンもあります。

 

 

 軍史館のブレンと41式はオリジナルのニ脚ではなく、M16用のものが取り付けられていました。二脚を破損させないようにするための処置なのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 一方で中華人民共和国においては、残存していたブレンのいくつかはZB26と同様にAK47(56式自動歩槍)と弾薬・弾倉を共用化できるように改造されたようです。

 

 

 

 

 

 

 なお『金陵十三釵』という南京事件を扱った2011年の映画には、なぜかZB26ではなくブレンが登場していました。(南京戦の1937年という時代設定を考えると、まだ配備されていないはずですが…)

 

 (そういえばこの映画、チャイナエアラインの機内映画にもラインアップされてたなぁ)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。