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歐慶祥

Author:歐慶祥
(中文名は台湾の友人に名付けてもらいました)



Models:WW2を中心にAFV中心ですが、ストックがたくさんある積みモデラー。なんだかんだでドイツ戦車が多いです。最近は英軍戦車と歩兵の情景も作りたいと思案中。 艦船や航空機にもちょっかいだしてます。



Military:ちょくちょく軍装品集めてましたが、黒歴史化して放置したり処分したりで退却中。 たまにWW2中華民国軍をいろいろ(余波で英軍、現用台湾も)調べてはいます。




記事は筆者の知識不足もあり、随時加筆修正しています。お気づきの点ありましたら、指摘して下さると幸いです。

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國軍武器事情:中正式歩槍

 漢陽88式に代わる国府軍の主力小銃として採用されたのが、Gew98以降のモーゼル系小銃を導入した中正式歩槍です。

 国産型が民国24年(1935年)に製造開始ということで、「二四式歩槍」とも呼ばれますが、のちに「中正式歩槍」と呼ばれるようになりましました。「中正」は蒋介石(蒋中正)のことで、「中正式歩槍」は直訳すれば「蒋介石式小銃」という意味になります。国産型は1945年までに約60万挺が生産されたと言われています。


P8291413.jpg




img_336055_15712927_11.gif

 一般にGew98やその短縮モデルであるM1924(スタンダードモデル)、チェコVz.24タイプのものが『中正式歩槍一式』、Kar98kタイプのものが『中正式歩槍二式』と型分けされています。
(ここで「タイプ」としたのは、これらの銃は輸入されたほか、国内でも生産されているのですが、兵工廠などによって形が異なったり、あるいは型が混ざっていたりとややこしいため、一概に言えないためです。あまり明確な区別はされず、Gew98以降のモーゼル系をまとめて「中正式」と呼んでいる傾向があるように思われます。)

 モーゼル系小銃は他にもKar98aやKar98bが使われていたり、地方軍閥が独自に購入・生産していたものもあったりしますが、「中正式」は蒋介石による軍近代化の過程で得た新式モーゼルというニュアンスで捉えられます。

この時期の中国軍の小銃は、兵工廠や軍閥によって様々なバリエーションがあり、例えば、日本と関係の深かった張作霖の支配下にあった瀋陽兵工廠では、Gew98をコピーして、さらに三八式歩兵銃の機構を取り入れるなどのアレンジをした13式歩槍なる銃を作っています。また7.92mm×57弾ではなく、日本の三十年式実包や三八式実包を発射できる物もあったりします(弾薬も山東省などで生産されていました)。




 中正式は1935年後半から製造が開始されたようですが、ドイツからの輸入品も含めてまともなライセンス生産品は中央軍への配備が優先され、日中戦争後は大量生産に伴って品質が劣化したり、配備数を間に合わせるために従来の漢陽88式の生産が優先されたりして、当初は思うように配備が行き届かなかったと言われます。





F1183.jpg

 「中正式二式はKar98kがベース」とよく言われますが、実際にはM1924スタンダードモデルやそのチェコ版であるVz24、またはそれらのコピーなども勘案すると、それは妥当な言い方ではないことが分かるかと思います。
 またKar98kと比較してストレートボルトハンドルだったりパーツが違う点を『生産の簡略化』とされることもありますが、本来のGew98やM1924もストレートボルトハンドルでした。



12380190_2005060715573355923200.jpg

 『漢陽1935刺刀』という独自の銃剣も開発されています。
 ドイツ軍の銃剣に比べて刃長が長くなっています。

 着剣時のリーチの長い日本軍の小銃に対抗する意識があったとも言われています。
 (モーゼルM1924の銃剣の中には米国のM1907を模した長い銃剣があり、それと漢陽1935刺刀が類似しているので、M1924の銃剣をコピーしたものとも言われます。)




bigworld7c46bfd2183c0533.jpg

 ドイツ製銃剣も用いられています。
 中央軍に配備された輸入品か。





a _8_

 Kar98k(あるいはそれと同型の中正式)を用いる兵士




ww2-chineserifleman.jpg

 こちらは射撃訓練中の様子
 形を見た感じではKar98kですが、めずらしくクリーニングロッドも付属しているのでもしかしたら輸入品かも。

 奥で見ている将校が乗馬ズボンに乗馬ブーツですが、兵卒はわらじっぽいサンダルにゲートルという対比が、国府軍の物量不足を語っています。



chinese nationalist army war veterans (china 1944)

 スリングの取り付け位置がGew98に似つつも短縮モデルなのでM1924/中正式一式




motorized.jpg


 Gew98(中正式一式)と思しき銃



2005022721295484.jpg
 日本軍に協力した中国人保安隊の写真でしょうか。

 これらの小銃は、日本軍によって鹵獲されたり生産施設が占領されたことで、モ式小銃として使われたことでも有名ですが、この写真でも手前が中正式、奥が漢陽88式と、モーゼル小銃といっても多種多様でさぞかし管理が大変だったでしょう。

 中正式のスリング取り付け位置がKar98kと違うのが分かると思います。



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Comment

Re: こんばんわ

> 青田典男さん

中正式もKar98kをベースにした物とVz24をベースにした物があったみたいですね。
この記事を書いた後に中正式に関する中国語の解説ページを見つけてしまい、なんとか訳せないかと苦労しているところです。
訳が終わり次第、書き直すかもしれません笑

こんばんわ

使用例写真を追っていくとさまざまなバリエーションがありますよね。
一番下の写真の手前は、フロントバンドの側面と下部の2か所にスリング環があること(歩兵銃と騎兵銃の両用かな)とリアサイトあたりの感じから、チェコブルーノのVz24か、その中国コピー品かなと思います。
このタイプhttp://en.valka.cz/files/vz24.jpg
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