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歐慶祥

Author:歐慶祥
(中文名は台湾の友人に名付けてもらいました)



Models:WW2を中心にAFV中心ですが、ストックがたくさんある積みモデラー。なんだかんだでドイツ戦車が多いです。最近は英軍戦車と歩兵の情景も作りたいと思案中。 艦船や航空機にもちょっかいだしてます。



Military:ちょくちょく軍装品集めてましたが、黒歴史化して放置したり処分したりで退却中。 たまにWW2中華民国軍をいろいろ(余波で英軍、現用台湾も)調べてはいます。




記事は筆者の知識不足もあり、随時加筆修正しています。お気づきの点ありましたら、指摘して下さると幸いです。

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ポーツマス(1) 装甲艦ウォーリア

P2235211.jpg

 サウサンプトン・セントラル駅から再びサウスウエストラインに乗って南へ
 (期日内なら乗降自由なブリットレイルパスのおかげで助かりました)



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 しばらく小さな田舎駅が続きます




P2245214.jpg

 ポーツマス駅へ到着
 しかし海軍モノのあるヒストリックドックヤードへ行くにはポーツマス・ハーバー駅が最寄りなので、電車がポーツマス止まりだった場合はここで乗り換えます。



P2245215.jpg

 ポーツマス・ハーバー駅を降りると、既に装甲艦ウォーリアが見えてきます。




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 2月の潮風で海鳥も寒そうです



P2245429.jpg

 軍港の街ということで日本で言うと横須賀のような感じでしょうか。
 しかし日本よりも伝統ある海事史をもつ英国の港町、子供の頃読んだ『宝島』の冒頭の海辺の町を連想させる町並みの雰囲気がよかったです。
 そういえばシャーロック・ホームズシリーズのワトスンが軍務を離れて帰国した時に辿り着いた港もポーツマスでしたね。
 


 ヒストリックドックヤードのゲート近くには海事史や海軍に関する本だけを取り扱った書店があり、覗いてみるとまた面白いラインナップでした。


 さて見学と思いきや、サウサンプトンでゆっくりしすぎてしまい、ヒストリックドックヤードが閉館まで1時間ちょっとしかなくなってしまいピンチ。(ましてや冬のイギリスは閉店時間が早まりますので)

 本来は展示されている各船や博物館、湾内クルーズそれぞれのチケットを一纏めにして買うこともできたのですが、ビジターセンターのチケット売り場のおばさんに「時間的に厳しいからどれか一つに絞ったほうがいい」と言われ、ウォーリアだけを見学することに。
 (ポーツマスも1日丸々使ったほうがよかったかも これはいつかリベンジしたい)



P2245221.jpg

 
 装甲艦ウォーリア(HMS Warrior)は1860年に進水した英海軍初の装甲艦で、世界初の航洋装甲艦であるフランスのラ・グロワールに対抗して建造されました。

 ウォーリアが建造された時代は、木造艦が技術的に完成されると同時にそれ以上の性能向上が難しくなっていた時代でもあり、その停滞を打破する意味でも、蒸気機関と防弾装甲、後装式ライフル砲といった在来の新技術をひとつの船に盛り込むという野心的な計画の下で建造されました。
 ただし、ウォーリアのような新時代のさきがけとなる存在は、後の戦艦ドレッドノートと同じように新しい建艦競争の出発点になってしまい、それ以上の性能を持つ艦が続々と生まれる中で、ウォーリアは建造10年後には技術的に取り残された存在となり、実戦で運用されること無く今に至ります。

 その後ウォーリアは資材置き場にされたり廃船寸前というところまで行きますが、1960年代から70年代にかけて保護運動が盛り上がり、博物館船としてポーツマスに係留されています。



P2245222.jpg

 船首像の存在が、この艦の建造された時期が木造帆走船からの過渡期であることを印象付けています。
 これも図面をもとに復元されたものです。

 ウォーリアの構造はこれまで蓄積された木造艦の建造技術をベースにしており、全体的に木造フリゲートの面影が感じられます。



P2245226.jpg

P2245260.jpg


 艦首から艦尾にかけて一直線に平坦な上甲板でした。元がフリゲートベースだったこともありますが、装甲板を高く積み上げることによるトップヘビー化を避けたかったようです。



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 舷側に据えられた40ポンド アームストロング砲のレプリカ。
 他の艦艇に搭載されていた同砲は薩英戦争でも使用されました。

 駐退機などありませんから、縄で砲の後退を受け止めます。



P2245235.jpg

 艦首と艦尾にはそれぞれ1門の110ポンド アームストロング砲のレプリカが旋回砲として搭載されています。
 こちらも別の艦艇によって薩英戦争で使用された砲ですが、暴発事故があったり砲煙が多い点などは嫌われていたようです。




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 上甲板の110ポンド砲はこのようなレールで旋回し、右舷か左舷の射撃位置に移動させることができました。




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 艦尾のボートの吊り方




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 砲甲板に降りると、こちらも船首から船尾にかけて隔壁などない全通式の甲板となっていました。
 これについても、従来の艦艇のように砲甲板を複数段に分けて砲を装備するとトップヘビー化するおそれがあったためのようです。



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 これらの砲甲板に搭載されている砲の種類や配置には説があるようですが、多くは8インチ前装砲だったようです。
 当初は砲丸を発射する古典的な前装砲でしたが、のちに砲が改装され、ライフリングとそれに合わせた砲弾形状の変更が行われ、前装ライフル砲になっています。(日本でも有名な四斤山砲のような形状です)

 この時期のライフル砲は後装砲も前装砲も大きな性能差は無かったようです。



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 天井部分は砲の装具品や接舷切り込みに備えた軍刀などの収納スペースにもなっていたようです。



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 壁面に収納された小銃と砲弾



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 説明パネルなどは船首部分の一角にひっそりとある程度でした。(このパネルでも建造の契機となったラ・グロワールについて触れられています)
 その方が復元状態などをじっくり眺めることができるのですが、軽巡ベルファストの展示を見た後だったので若干物足りなかったかも。



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 ハンモックもこのように吊り下げていたのですね。
 また砲と砲の間にテーブルがあり、砲甲板中央の厨房から食事を受け取って各テーブルで食べていたのかもしれません。


P2245346.jpg

 戦列艦ではないフリゲートとはいえ、実際乗艦してみると意外と舷側に高さがあり、トップヘビー化への懸念も分かるような気がしてきました。

 ちなみにウォーリアは同名の施設との混同を避けるために、『ウォーリア1860』に正式名称が変更されています。




P2245358.jpg

 チケット売り場には大型模型も展示されています。
 ウォーリアのスクリューは2枚羽根だったのですね。




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